尚美ミュージックカレッジのエンタテインメントビジネス創造学科で行なっているアントレプレナーゼミの後期が始まりました。

授業のゴール

この授業では半年を通して

  1. 1人5万円を利益として出す。

  2. (知人、友人、親族からの売上は売上としてみなさない。)

  3. 利益の10%は前期で開発したゲーム販売にて利益を上げなければならない。

  4. ゼミ全体での利益目標は、50万円。到達しない場合は成績が全員落ちる。

  5. 親族や友人などから無料で貰えるのものについても最低時給は支払い、経費として扱わなければならない。

と言うゴール設定です。

1と2が出来ないと落第(Dか、E)となります。

それ以上の成績(S、A、B、C)は仕事内容、態度、出席などにより決まります。

授業の進行方法

この授業は営業会議方式で進みます。

毎回の授業で3人が30分ずつ営業会議を行います。

その会議の中で利益を上げるための話し合いを10人全員と講師の私を含めて行います。講師は社長として発言します。通常の会社の営業会議と同じ様に進みます。

この営業会議にはルールが存在します。

  1. 1人のゼミ生に対して、他のゼミ生が2人「上司役」としてアサインされる。

  2. ゼミ期間の半分までに半額稼いでいないとペナルティーが当人と上司役にある。

  3. (当人は最終利益+一万円。上司役は最終利益+5千円)

  4. 最終日までに目標利益に到達しないと上司役も成績が一定率下がる。

ですので、会議中は当人だけでなく、上司役も部下役の稼ぎが上がるよう凄く真剣に考えます。

キチンと上司役も考えてないと社長役の講師から注意や激が飛びます。

「それで売上は上がるの?上がるならどうして上がるの?」

「頑張るはいらない。具体的には何をするの?」

「今日は営業会議担当者が休みですが、上司役の体調管理はどうなっているのですか?」

「やれるの?やらないの?」

「なんで上司役はもっと売上上げるようにしないの?」

「それで最終利益は間に合うの?」

「なぜやってこれなかったの?やらない理由は?その障害の取り除きかたは?それはキチンと機能する?」

などなど、会社さながらの営業会議をします。

今の2年生は1年時から私が面倒を見ているので全く稼ぐ道が見えないと言うのはさすがにいないです。

一番稼げそうな人は現時点で15万円の利益が見えています。

ただし、半年で15万円では実際に起業したら全然暮らしていけないので、この営業会議で更に稼げるように議論しています。

この授業を通して彼らがどんな風になるのか楽しみです。

補足>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

・売り上げではなく利益を出す。

・親族、友人、知人からの金は売り上げに出来ない。

・売り上げの証拠は領収書の写しか振込履歴で出す。というやり方です。

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